キャプテンストライダム ケムリマンのコード分析&解説
あけおめです。Fです。
最近いろんな曲の耳コピしたりコード分析してみたりしてますが、せっかくなので気になったコード進行をブログにメモろうかなと思い立ちまして、その第一弾キャプテンストライダム ケムリマンのコード分析&解説になります。
ギターを弾いてみてますのでよければそちらもどうぞ。
コード進行と解説
キー
まずこの曲は半音下げでキーCです。(実音としてはキーB)
サビでキーDに転調します。
イントロ
コードCのリフでガンガン行きます。
リフ的には、Cの開放弦コードでB/C/Dを動かしてます。
CのM7の音であるBが入るのでなんとなく切なさみもあるリフになってますね。
Aメロ
以下のコードになります。
C|C|C|C|Am|Am|Am|Am|F|F|Fm|Fm|C|C
CとAmの部分はイントロと同じリフを挟んでますね。ギターロックっぽいやり方。
サブドミナントマイナーであるFmが使われてるのがニクいです。
Bメロ
ここが一番凝ってるなと思ったところ。
Am|G on B|C|Dm|C on E |F|G|G|A|A
オンコードを多用して、ルート音がどんどん上がるようにできてます。サビに向かって溜めながら進んでいく感じが出てますね。
ルート音を除いて流れだけ見てみると Ⅵm -> Ⅴ -> Ⅰ -> Ⅱm -> Ⅰ -> Ⅳ -> Ⅴ -> Ⅵ という感じで、特にⅥm -> Ⅴ -> Ⅰ -> Ⅱm はあまり見ない進行な気がします。
また、最後はキーCではないAに落ち着いています。
ここが転調のキモで、次のDに進むためのセカンダリードミナントかと。(A->Dでドミナントモーション)
サビ
Dに転調します!
D|D|G|F#|Bm|D on A(多分)|G|G A B♭
D|D|G|F#|Bm|Bm on B♭|Bm on A |E|G|G (Bm|Bm on B♭|Bm on A |Eのところは要はクリシェ)
まずは、F#がマイナーでなくメジャーなところがグッとくるポイントですね。
D on Aのところは、ルートがB->A->Gと下がってるのですが、コードがAじゃないっぽいのでDかなと、、
2巡目はクリシェになっていて、ここもメロの繰り返しと相まって泣けますね。
この次にイントロ同様のCのリフ(キーC)に戻るのですが、そのためか、クリシェでGに降りてきてそのままサビは終わります。
サビに入った時同様、ドミナントモーションてやつですね。
ラスサビ
2番は大体一緒なのでかっ飛ばしてラスサビに行くぜ!
静かになった後からのコードです。
D|D|G|F#|Bm|D on A(多分)|G|G A B♭
D|D|G|F#|G|A|Bm|E|G|Gm
2巡目の太字部分がキモです。
今まではクリシェでしたがメジャー調な力強い進行になっています。
動き的にはⅣ->Ⅴ->Ⅵm->Ⅱでほぼほぼ王道進行です。が、最後はⅡに落ち着いて浮遊感もありつつ力強い雰囲気が出てます。
ここまじかっけえ・・・
アウトロ
転調したままで、CではなくDのリフで進んでいきます。
こちらもギター的には1弦のE/F#/Gをちょこちょこ動かす感じです。
動きは似てますが、イントロはM7/1/2度を動かしていたのに対して、アウトロは2/3/4度を動かすことになってるのでちょっと雰囲気が違いますね。
おまけ:サビのメロとコード
ラスサビでコードが変わると書きましたが、サビはD|D|G|F#の後に、以下の3つのパターンがありました。
Bm|D on A(多分)|G|G A B♭
Bm|Bm on B♭|Bm on A |E
G|A|Bm|E|G|Gm
ですが、3回ともメロはほぼ同じ(「ケムリマ〜ン」のところ)で、メロの音的にはE D C# Dを繰り返すのがメインです。
メロはシンプルな音階の繰り返しな分、コードを動かすというのはアレンジ的に参考になりますねー。
感想
やはりBメロの進行はかなりいいと思いましたし、さりげない転調や、サビでのコードアレンジなど、結構凝っていて面白い曲だなと思いました。
また何か見つけたら書こうと思います。
ではまた。
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