キャプテンストライダム ケムリマンのコード分析&解説

2023-01-10 オフ 投稿者: FDrumer

あけおめです。Fです。

最近いろんな曲の耳コピしたりコード分析してみたりしてますが、せっかくなので気になったコード進行をブログにメモろうかなと思い立ちまして、その第一弾キャプテンストライダム ケムリマンのコード分析&解説になります。

ギターを弾いてみてますのでよければそちらもどうぞ。

コード進行と解説

キー

まずこの曲は半音下げでキーCです。(実音としてはキーB)

サビでキーDに転調します。

イントロ

コードCのリフでガンガン行きます。

リフ的には、Cの開放弦コードでB/C/Dを動かしてます。

CのM7の音であるBが入るのでなんとなく切なさみもあるリフになってますね。

Aメロ

以下のコードになります。

C|C|C|C|Am|Am|Am|Am|F|F|Fm|Fm|C|C

CとAmの部分はイントロと同じリフを挟んでますね。ギターロックっぽいやり方。

サブドミナントマイナーであるFmが使われてるのがニクいです。

Bメロ

ここが一番凝ってるなと思ったところ。

Am|G on B|C|Dm|C on E |F|G|G|A|A

オンコードを多用して、ルート音がどんどん上がるようにできてます。サビに向かって溜めながら進んでいく感じが出てますね。

ルート音を除いて流れだけ見てみると Ⅵm -> Ⅴ -> Ⅰ -> Ⅱm -> Ⅰ -> Ⅳ -> Ⅴ -> Ⅵ という感じで、特にⅥm -> Ⅴ -> Ⅰ -> Ⅱm はあまり見ない進行な気がします。


また、最後はキーCではないAに落ち着いています。

ここが転調のキモで、次のDに進むためのセカンダリードミナントかと。(A->Dでドミナントモーション)

サビ

Dに転調します!

D|D|G|F#|Bm|D on A(多分)|G|G A B♭
D|D|G|F#|Bm|Bm on B♭|Bm on A |E|G|G (Bm|Bm on B♭|Bm on A |Eのところは要はクリシェ)

まずは、F#がマイナーでなくメジャーなところがグッとくるポイントですね。

D on Aのところは、ルートがB->A->Gと下がってるのですが、コードがAじゃないっぽいのでDかなと、、

2巡目はクリシェになっていて、ここもメロの繰り返しと相まって泣けますね。


この次にイントロ同様のCのリフ(キーC)に戻るのですが、そのためか、クリシェでGに降りてきてそのままサビは終わります。

サビに入った時同様、ドミナントモーションてやつですね。

ラスサビ

2番は大体一緒なのでかっ飛ばしてラスサビに行くぜ!

静かになった後からのコードです。

D|D|G|F#|Bm|D on A(多分)|G|G A B♭
D|D|G|F#|G|A|Bm|E|G|Gm

2巡目の太字部分がキモです。

今まではクリシェでしたがメジャー調な力強い進行になっています。

動き的にはⅣ->Ⅴ->Ⅵm->Ⅱでほぼほぼ王道進行です。が、最後はⅡに落ち着いて浮遊感もありつつ力強い雰囲気が出てます。

ここまじかっけえ・・・

アウトロ

転調したままで、CではなくDのリフで進んでいきます。

こちらもギター的には1弦のE/F#/Gをちょこちょこ動かす感じです。

動きは似てますが、イントロはM7/1/2度を動かしていたのに対して、アウトロは2/3/4度を動かすことになってるのでちょっと雰囲気が違いますね。

おまけ:サビのメロとコード

ラスサビでコードが変わると書きましたが、サビはD|D|G|F#の後に、以下の3つのパターンがありました。

Bm|D on A(多分)|G|G A B♭
Bm|Bm on B♭|Bm on A |E
G|A|Bm|E|G|Gm

ですが、3回ともメロはほぼ同じ(「ケムリマ〜ン」のところ)で、メロの音的にはE D C# Dを繰り返すのがメインです。

メロはシンプルな音階の繰り返しな分、コードを動かすというのはアレンジ的に参考になりますねー。

感想

やはりBメロの進行はかなりいいと思いましたし、さりげない転調や、サビでのコードアレンジなど、結構凝っていて面白い曲だなと思いました。

また何か見つけたら書こうと思います。

ではまた。

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社会人ドラマーのFです。ドラム、ベース、DTM、作曲をしてます。 写真と酒と町歩きが好き。 YouTubeに動画上がってます。