
MainStageを使いこなそうよ① MainStageとは
今月はすごい投稿頻度です。Fです。
いきなりですが、macでLogic Proを使っているそこのあなた、MainStageというアプリをご存知でしょうか?
結構知られていないのですが、Apple製の音楽関係ソフトです。LogicやGarage Band以外にもあったんですね〜。
実は海外だと結構使われているという噂ですが、ネットで調べても日本人(日本語)の情報はほとんど出てこない状況でした。結構使うハードルは高そう・・・
ですが、使いこなすと結構便利そうということもあってちょこっと試してみましたので何回かに分けて紹介していこうと思います。
今回は第一弾としてMainStageって何よってところから概要説明です。
そもそもMainStageとは
Macをライブパフォーマンス用のツールに変えましょう。膨大なプラグインとサウンドのコレクションで、キーボード、ギター、ボーカルのパフォーマンスが進化します。あとはオーディエンスをとりこにするだけ。
https://www.apple.com/jp/mainstage/
あとはオーディエンスをとりこにするだけのナイスツールです。
地味に説明が難しいのですが、DAWの中でライブ時に有用な機能をピックアップして使いやすくしたツールで、PCを音楽機材としてライブでも使ってこうぜ、という感じでしょうか。
いろいろな使い道があるので有名な例を紹介していきます。
活用例・できること
ギター/ベースのエフェクター代わり
宅録やるギタリストベーシストなら一度は思う、このプラグインの音ライブで使えたらな〜ってやつです。
DAW経由でpluginを使ったり、Amplitubeなどはスタンドアロンのソフトを使ったりでできなくはないですが、録音機能など、ライブで使わない機能が逆に邪魔になったりするかと思います。
そんな心配はありません、そう、MainStageならね。
キーボードの音源代わり
ギターベースのエフェクターと似ていますが、キーボードもソフト音源をライブで使いたいとかあると思うんで、そこら辺がいい感じになります。(正直キーボーディストじゃないので詳細や気持ちはわからないです、、)
ボーカリスト
ソロのボーカリストで、バッキング音源再生しながら歌うとか、弾き語りしたりとかでも有用な機能が揃ってます。
再生関連や、歌詞/コード入力などなど
同期関係
ボーカリストとちょっと被りますが、音源再生関係の機能が揃ってます。
ループ
よくわからん。
実際の機能や画面
色々例を書きましたが画面とかないと流石によくわからないので見てみましょう。
今回はデフォルトで入っているギター用のプリセットで説明します。

編集画面
プロジェクトを開くと、編集モードでスタートします。

Logic使ってる方なら気付くと思いますが、右にLogicと同じ見た目の「チャンネルストリップ」があります。
InsertのAudioFXなんかも設定されていますね。
ここは完全にLogicと同じです。
そして真ん中には何やらパラメータをいじれそうなUIが・・・
演奏画面
左上の「演奏」を押すとこんな画面になります。

編集画面の真ん中にあったやつがフルスクリーンになりました。
完全に読めてくると思いますが、このUIを操作すると、チャンネルストリップのパラメータが操作できます。
PCがエフェクターになってる?!
レイアウト画面
最後に左上をレイアウトにしてみます。

先ほどの演奏モードで表示されていた画面のレイアウトやパーツを色々いじれる画面が出てきました。
つまりどういうことだってばよ
Logicのように各種トラックを作成、エフェクトを設定して、それのコントロール用UIを自分の好きなようにカスタマイズして、ライブで使うってことだってばさ!!
これがMainStageの基本です!説明長くなった〜〜〜
今回はギターのエフェクターで説明しましたが、要はキーボードではエフェクトをソフト音源に、ボーカリスト用はボーカルエフェクターにすれば色々使えるよ、ということですね。
また、今回説明に使ったプロジェクトは普通のアンプっぽい見た目ですが、実際はライブ中に変えたいパラメータだけを表示したり、とにかく自由です。使いやすいようにいくらでも変更できます。
自由にテキストも書けるので、歌詞や曲構成もメモれます、ということですね。
自由すぎて説明に困ります。
さらにもう一発
セットリスト/パッチリスト
演奏画面の左にパッチリストとか並んでいたりますが、これは設定のリストです。
MainStageはコンサート>セット>パッチという階層になっていて、パッチが先ほどのような一つのUI/音源の組み合わせを指します。(Logicのプロジェクト単位なイメージ)
セットは複数のパッチをまとめる、コンサートは複数のセットをまとめる、、、という階層になっていますので、一曲の中でパッチを変える場合は、一曲=セットとするとか、色々な管理ができます。
ハードウェア操作
エフェクターは足で操作したいんじゃ!となりますが、当然それもできます。
https://support.apple.com/ja-jp/guide/mainstage/mstgb371174b/mac
使えるプラグインや音源
AUが使えます=Logicと同じものが使えます。
Logicで作成したパッチもそのまま使えます。
iPad版Logic Remote
そのままですが、iPad版Logic Remoteが使えます。
地味に便利。
まとめ
MainStage・・・お前は何なんだ
機能的には、DAWの中でライブに有用な機能を抽出したもの。
Logic相当のプラグインエフェクト/音源の利用、ミキシングができる。
強み
UIを自由に構成できる。自分好み/ライブ想定のUIが作れる。
複数の設定をまとめて管理できるので、セットリストに合わせた並びなど、ここもライブ想定で管理可能。
ハードウェアコントローラーも使える。
弱み
ここまで一切触れてきませんでしたが、弱みもちょこちょこあります。
UI作りがマジできつい
軽くやってみましたが、デフォルトのUIちょっといじろうとしただけでも結構きついです。
コピペなどもうまく効かないので、整列や同じサイズで並べるのがまずキツい。
ハードウェアコントローラー使うのに知識が結構いる
当たり前といえば当たり前ですが、MIDIの何番をこのUI操作に割り当て、とかやっていくので結構知識がないと辛いです。
全体的に、結構便利そうではあるんですが、いざカスタマイズしようとするとキツくなってくる印象でした。
ただ、以前以下の記事で書いた、Logicって同期演奏でちょっと不便かも、という点はMainStageなら解消できそうな予感です。
MainStageはセットリスト想定での管理などができるので。やっぱライブで使うならMainStageってことなのか・・・??
今回は①ということでMainStageって何よってところから概要説明でした。
次回は実際に同期でMainStage使うとどんな感じかを紹介したいと思います。
ではまた。
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