
Logicを触ってみた感想、Cubaseとの比較
チャっす。Fです。
ずっとCubaseを使ってましたが、Logicに乗り換えてみようかなと思い↓の本を読んでざっと触ってみました。
大体雰囲気は掴めたので、感想と、Cubaseとの比較を記しておこうと思います。
前提
比較結果の前に、比較の環境や、こんな感じの用途で使っていて気にしている操作性はここだよ、というところを参考として書いておきます。
比較環境
・DAW
Cubase Pro 10.5
Logic Pro 10.7.4
・PC
mac
補足:私のDAW変遷
10年前ぐらいからCubaseを使い始めました。(確か最初は6のLEとか)
そこから、8.5のPro→10.5のPro、と上げてきました。
6 LEの頃はWindowsを使っていて、8.5 Proのあたりからmacに変えた記憶です。
さらにその昔はMusic Studio Producer(MSP)とか・・・
補足2:主な用途など
もちろん楽曲制作ですが、その中でも特に使う用途という意味で。
制作ジャンル
バンドものがほとんどです。
ボーカル/ギター/ベース/ドラム/たまに上もの、という形態が多いです。(完全打ち込みモノは少ない)
デモ作り
自分の曲のデモです。大体ボーカル/ベース/ドラム/上ものは打ち込み、ギターは録音、で作ります。
本番音源制作(録音〜MIX〜マスタリング)
まずボーカル/ギターは録音しますね。
ベース/ドラムは打ち込みと録音を使い分けてます。(自分がドラムパートなのでドラムの打ち込みは結構こだわってるつもり)
上ものは完全に打ち込みです。
MIX/マスタリングは普通のことしてます。
Logic良くなさげな点
早速良くない点かよ?
まあ大体乗り換えた時って慣れた操作性から変わるから良くない点が目立つよね。
ドラムの打ち込みが不便
Logicで最もしんどいと思ったのがこれです。(というかCubaseが強すぎるのかも。)
Cubaseはドラムエディターという最高の機能があり、ピアノロールではない専用画面でドラムの打ち込みができます。

このモードはドラムマップというファイルを作るとエディターの表示を変更できます。

なので自分のやりやすいようにできたんですよね〜
ピアノロールだと、音がない鍵盤が表示されたりして邪魔だったり、タムとかシンバルが飛んでたり、、そういうのを自分好みにできます。
有料音源だとハイハットの音色が5種類とかあるから、ここをカスタマイズできるとめっちゃ楽なんですよ。
Logicだとドラムエディタ的なものはありません。

また、Logicのドラム音源だと楽器名が表示されますが、その他のドラム音源だと楽器名が表示されません。

これマジ?どこがどれか覚えなきゃいけないの?
できる方法あったら誰か教えてください。
Cubaseは打ち込みに強いってよく聞くけどこういうところなのか〜と初めて実感した。
コードに関する機能が若干弱い
Cubaseの売りの1つにコードエディタ、コードアシストなどがあります。
コード専用のトラックがあって、名前入れたら打ち込み簡単に作れたり、コード進行の提案してくれるやつです。あとメロディーからコードにあったコーラスパートを作ってくれたりします。
正直コードアシストは使ったことないですが、コード/コーラス生成は結構手間を省ける機能で便利です。
が、この手の機能はLogicにないです。(マーカーでコードを表示する機能はあります。生成系がない)
Cubaseは打ち込みに強いってよく聞くけどこういうところなのか〜と。
アレンジメントトラックでの自動停止がない
これ同期をやる場合は結構使える機能なんですけど、アレンジメントトラックを上手いことやると曲の自動停止ができて良いのです。
詳しくはこちらの記事で紹介した動画を参照。
Logicはアレンジメントトラック自体はありますが、自動停止とかがないです。
同期演奏やるときは手動停止なのか・・・?
ソフト音源、pluginの階層が気になる
これは好みの問題ですが、Logicはソフト音源/pluginを選ぶときに外部のものが1つ奥まったところにあります。(AU音源、で一回括られている)

Cubaseは全部一階層目にありました。

まあ慣れですかね。逆に最近使った項目、とかはいいかもしれんし。
画面が薄暗い
これは完全に慣れと好みですが笑
Cubaseって結構ビビッドな配色で選択してるトラックとかわかりやすいのですが、Logicはそんなにビビッドじゃないので物足りないです。
Logic良さげな点
Drummer君が強い
これはLogicを使う理由の1つになりそうなぐらい売りの機能ですね。
各所で語り尽くされてますが、ドラム打ち込み苦手な人にとってDrummer君は便利でしょう。なんたってイメージがあればドラムパートができます。
(私はあまり使わない予感)
Live loopsがある
ぶっちゃけまだ使ってないのでアレですが、最近の大型アップデートとしてLive loopsがあります。
DJ的なことができて実際のライブでも使えるらしいです。機能差として紹介しておきます。
リモートアプリがタダ
スマホからPCのDAW操作できる系のアプリは各DAWで出始めていますが、Logicはタダです。
Cubase用のアプリは2000円です。(そして5年更新されてないようなので本当に動くのか疑っている)
https://www.steinberg.net/ja/cubase-ic-pro/
微妙な差ですが嬉しいですね。
総評
打ち込みや制作における操作性はCubaseに軍配。
やはりここは老舗と言われる所以か。操作性や効率などはなかなか考えられている。
制作のこだわる人にとって痒い所に手が届く仕上がり。
一方、Logicはドラム打ち込みに拘らない場合や、EDM/ラップ系を作りたい場合に有用な機能が多い。
全てのパートを自分で作り込みたい場合はCubase、素材を並べて使うような場合はLogic、といった形か。
結局、どのDAWがおすすめ?みたいなネット記事にあるような結論に至ってしまった。が、個人的には実際に触って具体的な違いを実感できたのはよかった。
余談
ここまで触れてこなかったが、Logicはなんといっても安い。
Cubase Proは6万円前後(学割でも4万円ほど)。
Logicは2.5万円前後(学割だと、Final Cut Pro/Main stage/…などコミコミでこの値段)
かつ、Logicは買い切りで、一度買えば永遠にアップデートしてもらえる。
Cubaseはバージョンアップごとにお金を払う必要がある。
Cubaseも毎回買い換える必要はないが、OSを新しくしたとか、新機能が使いたいとかなるとアップデートが必要になる。
私の場合、用途的にLogicの恩恵(Drummer君とか)はあまり受けられなさそうなので正直Cubaseの方が使い勝手は良さそうではある。
が、そのために定期的にアップデート代2万円払うか?が悩みどころ。
まあLogicもう少し触って考えてみますかね。
ではまた。
最新記事 by FDrumer (全て見る)
- macOSで読み込めないCD - 2023-07-24
- Cubase10.5のままmacOS13 Venturaに上げてみたんじゃ【DTM、動画投稿】 - 2023-07-18
- Final Cut Proのプロジェクト容量を小さくして、データ保存しやすくしよう - 2023-04-19