OBSでのゲーム実況配信・録画おすすめ設定を解説【高画質】
こんばんは。Fです。
改めてOBSの設定を見直す機会があり、メモも兼ねてOBSのゲーム実況高画質配信・録画について解説していきたいと思います。
※mac版での解説になりますが、Windowsでも概ね同様と思います。
新しい環境での設定を以下記事に書きました!
今回の前提
配信するゲーム機器
Switchになります。
随所で解像度、FPSの設定がありますが、今回はSwitchに合わせて、解像度:1920*1080(HD)、FPS:60fpsを設定します。
他の機器で配信する方は、解像度とFPSを機器に合わせたものにしてください。
配信先のプラットフォーム
YouTubeを想定しています。
YouTubeは他のプラットフォームよりも遥かに高解像度をサポートしているので、まずはYouTubeのスペックに合わせた設定にします。
他のサイトを利用する方は適宜読み替えてください。
↓天下のYouTube様のサポート動画スペック
https://support.google.com/youtube/answer/2853702?hl=ja#zippy=%2Cp-fps
申し送り
キャプチャ方法そのものは説明しません。OBSの設定のみになります。
キャプチャ方法が知りたい方は以下などを参照してください。
OBSの設定
いよいよ本題です。文章で説明してますが、画像と同じにしてもらえればぶっちゃけ大丈夫です。
映像の設定

OBSの設定>映像で開ける設定になります。
ここでは、OBSで作成する映像の解像度などを設定します。

ここで行った設定で、配信・録画される動画のスペックが決まります。
基本(キャンバス)解像度
動画の元サイズになります。
Switchのスペック同様に1920*1080にします。
出力(スケーリング)解像度
実際に配信、録画に使う解像度になります。Switchのスペックそのままでいくので1920*1080にします。
配信サイトにより、1920*1080が使えない場合はここを変更する事でもサイズを変更できます。(後述)
縮小フィルタ
基本解像度と出力解像度が異なる場合の、動画の縮小方法です。
基本解像度と出力解像度が同じ場合は適用されません(多分)。なのでなんでも良いです。
ちなみに、下にいくほど画質が良くなる(滑らかになる)が、処理は重くなります。ここはPCのスペックによって選択するのが良いです。

FPS共通値
動画のフレーム数です。
例によってSwitchに合わせて60fpsにしましょう。
配信設定
OBSって配信と録画で別の設定になってるの本当に便利だなと思います。
設定>出力>配信から設定できます。

音声トラック
細かいことは別記事にしようと思いますが、ひとまずどれか一つを選ぶ必要があるので1を選びます。
エンコーダ
PCによって選択肢が変わるので解説し難いですが、、、
NVIDIAとか書いてあるものを選ぶことになると思います。
細かいことを言うと動画の処理をPCのどのパーツにさせるかという設定になります。GPUとかハードウェアとか書いてあるものを選ぶほど処理が早くなります。(が、画質はちょっと下がるらしい)
配信の場合、PC負荷は下げておきたいのでGPU/ハード類を選ぶのがオススメです。
出力をリスケールする
出力(スケーリング)解像度の箇所と同様に出力の変更ができます。
ここで設定した場合、配信の場合のみ解像度が変更ができます。(録画には影響しない)
YouTubeは1920*1080が配信できるのでオフにします。
※通信速度によっては1920*1080だとうまく配信できない場合があるので、その場合は下げます。
ビットレート
どのぐらい通信をするかという数値で、出力解像度に依存して決まります。(出力解像度が高いほど、値を大きくする必要がある)
以下のヘルプにも載っていますが、1920*1080では4500〜9000kbpsぐらい必要になります。
https://support.google.com/youtube/answer/2853702?hl=ja#zippy=%2Cp-fps
これが足りないと画質が悪くなります。
また、9000kbs=9MBなので、回線の上り速度が9MBないと、ここで設定をしてもこの値では配信できません。
なので実際には、回線速度を確認→利用できるビットレートの中で高めのビットレートを設定→それに合う解像度を選ぶ、の方が良さそうです。
回線速度は以下などのサイトで調べられます。
その他
正直よくわからないのでデフォルトのままにしてます。
(YouTubeのヘルプにはキーフレーム2推奨とあったのでそれでも良いのかも。今気づいた。)
録画の設定
設定>出力>録画から設定できます。
多くは配信と同じです。

録画フォーマット
mkvが推奨とされています。これはOBSのフォーマットで、録画途中に何かあっても再開できるとか、mkvからmp4/movなどが作れて良いらしいです。
ただ、mkvは動画編集ソフトで読み込めないので、毎回OBSでmp4変換する必要があります。(一瞬で終わりますが)
これがめんどくさいと思う派なので私はmp4で書き出してます。
音声トラック
マルチトラックと言う一歩進んだやり方があり、いつか記事にしようと思いますが、基本的には1で良いです。
エンコーダ
Windowsの場合は配信と同じで良いと思います。
macの場合、ハードウェアでエンコードの設定で録画したファイルが、Final cut pro/Quick timeで再生できないと言うことがありましたので、ハードウェアエンコードにはしないほうが良さそうです。
macOS 11.5.2(Big Sur)、OBS 26.1.2で発生
出力をリスケール/ビットレート
録画の場合、通信環境を心配する必要がないので、1920*1080/10000kbsでOKです。
その他
よくわk(ry ←これ未だにやってる人いる?
オーディオ
基本的に音声ビットレートしか選ぶ項目がありません。

ビットレート
YouTubeの視聴環境では160あれば大体十分かと。320でもいいです。
ここまでで設定自体は終わりです。
念のための確認
OBSへの入力の設定が1920*1080、60fpsになっていることは確認しておきましよう。ここがズレているとNGです。

機器のプロパティから確認できます。
解像度についての補足
OBSの解像度の設定は以下の関係になっています。

出力解像度を変更すると、配信と録画両方の解像度が変わります。
逆に、配信だけ変えると、配信の解像度だけ変わります。


OBSは、配信中に保存も行えるので、例えば通信環境がよくない時に、配信の解像度だけ下げる/保存の解像度はそのまま、と言うことができます。
なので、配信と録画の設定が違うのは便利だな〜と思います。
多分あっていると思いますが、間違っていたらご連絡ください。
良きOBSライフを!ではまた。
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