ドラム目線の同期演奏機材と設定方法

2020-04-04 オフ 投稿者: FDrumer

自宅に篭ることが多くなり、なんだか辛い日々です。Fです。

そんなご時世でスタジオ練習も控えめにしているのですが、せっかくなのでいろいろ調べて外に出れるようになったら色々試したいと思っています。

そんなこんなで、最近は俺Tribeでもライブしたいな〜と思い、二人でもライブできるように同期演奏について考えていますので、ドラムとしてどんな機材でやろうとしているのか少し紹介したいと思います。

同期演奏とは

あまり説明するまでもありませんが、一部の音源を実際には演奏せずにバックで流す、というやり方です。

最近のバンドもののアーティストでも、ちょっとEDM風のアレンジを取り入れたいときなんかには、ドラム意外にもリズムのトラックを流しています。

その様な、演奏を流す&人力で演奏というやり方を同期演奏なんて呼んだりします。(ちなみに、流す音源のことはオケとか呼びますね)

こちら(THE BACK HORNのRunning Away)の間奏〜Aメロで鳴っているマリンバの音や、電子ドラム(チャッて音)なんかがオケですね。

大事なこととして、お客さんにはオケのみが聞こえていますが、演奏者(特にドラム)はオケに合わせるために、オケに加えてクリック(メトロノーム)を聴きながら演奏します。

なぜ取り入れるのか

大体は、普通のバンド構成でやりながら、曲のアレンジ上必要な音がさらにある、とか、音源みたいに音圧を増したい、とかです。

俺Tribeの場合は残念ながら根本的にメンバーが少ない(ベースがいない)ので、ライブをやろうと思うとあまりに寂しいから取り入れます。

必要機材

ミニマム構成

最低限、なんらかの音楽プレイヤーとイヤホンがあればできます。

ステレオの音源で、片方のオケ、片方にクリックと完全に分離させて、オケのみをPAに渡してお客さんに聞こえる様にするというやり方です。そして演奏者はクリックを聞くと。

ただしこの場合、音源はモノラルになります。

ちょい盛り構成

PC、オーティオインターフェース(マルチアウト機能付き)、イヤホン(+ミキサー)が必要になります。

オーディオインターフェースのマルチアウトを使うと、PC側で設定すれば、この音源はこのチャンネルから出力、ということができる様になります。

これによりマルチアウトの何本かをPAに出力して、クリックだけのチャンネルは演奏者が聴くことができます。

なので、ミニマムに比べてPANを振ることができたり、音量調整も自由になります。

また、ミキサーがあれば、手元でも色々調整できる様になるので、演奏がやりやすくなります。

今回考えた構成

前述のちょい盛り構成をベースにさらにEAD10を加えて、ライブと、スタジオでそれぞれ考えました。(意外とスタジオ練習をどうしているのか書いてある記事が少ない・・・)

機材

PC:MacBook Pro

オーディオインターフェース:Fireface

ミキサー:8chのもの(Mackieのもの)

EAD10(ドラムの音のモニター用)

ライブでの構成

下図の通りです。

MacからオケとクリックをFirefaceを通して出力します。

Firefaceの1/2chからはオケのみを出力する様にし、PAに送ります。

3/4chからはオケ+クリックを手元のミキサーに送ります。(ここの音量はMacで調整する)

さらにPAから返しの音(ギターとボーカルをメインに)をラインでもらいます。

さらにさらに、EAD10でドラムの音をミキサーに返します。

これらのバランスをミキサーで整えて、イヤホンで聴きます。

スタジオでの構成

スタジオではPAがなく、返しをもらえないので、そこを代用する必要があります。

そこで、スタジオ内に一本マイクを立てて外音を拾う様にします。

こちらからの出力は変わりませんが、PAがスタジオのミキサー(ボーカルマイクとか指すやつ)になります。

この状態では、スタジオミキサーはスタジオのスピーカーから出る音が入力されている形になります。(つまり、オケ、ボーカル)

これを手元のミキサーに戻すことで、ボーカルの音を聞こえる様にします。(オケも聞こえちゃうのが難点)

ライブでの構成ではPAからギターが返ってきてましたが、今回はそれがないので、ギターアンプ付近にマイクを立てることで代用します。

(この場合、スタジオ全ての音が入るので、厳密にはドラムなどの音も入るのが難点。むしろEAD10は要らないかもしれない。)

課題

ライブとスタジオの構成が少し違うので、音量バランスはライブとスタジオでそれぞれ整えなければいけません。。

また、スタジオ構成では色々音がダブって入力されるので、そこそこ調整が大変そう。。

まあ、まだやってないので、進展あればまたブログ書きます。

おまけ:持ち運びについて

同期機材+スティックなどのドラム機材でどのぐらいに重さになるか計ってみました。

総重量は5kgぐらいです。

重め

Macbook Pro 2kg

EAD10 0.6kg

ミキサー 1kg

軽め(トータルで1kgちょい?)

H4n (レコーダー)

スティック

イヤホン

パッチケーブル4本

シールド2本

重!!!

ではまた

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社会人ドラマーのFです。ドラム、ベース、DTM、作曲をしてます。 写真と酒と町歩きが好き。 YouTubeに動画上がってます。